レーザー学会は、「レーザー」に特化した我が国唯一で、世界的にもユニークな学会です。学会誌「レーザー研究」は、オリジナル論文に加え、急速な進展を遂げつつある研究分野・課題に関する専門的な報告を毎月掲載しています。また「学術講演会年次大会」を国内各地で毎年開催し、300以上の講演が実施される活発な発表・交流の場になっています。多様な特定テーマに関し、「研究会」、「技術専門委員会」も実施されています。  
  レーザー学会の主催により、レーザー製品と関連光学機器展示会「レーザーEXPO」をパシフィコ横浜で開催していますが、2009年からこの展示会において、本会賛助会員が開発した優秀な製品・新技術・実用化を「レーザー学会産業賞」として表彰しています。2012年からは、レーザーEXPOを国際展示会Optics and Photonics International Exhibition (OPIE)の一環として実施するとともに、レーザー・フォトニクスの発展を定点観測する場として国際会議Optics and Photonics International Congress (OPIC)を開始しました。OPICはまだ3年経たばかりですが、年を追うごとに会議内容が充実し、OPICとレーザー学会が国際的に広く知られるようになってきました。

近年各国で産業競争力強化が重視され、ICTとものづくりを融合した「21世紀の産業革命」が提唱されるなど、世界は大きな変革期を迎えています。レーザー・フォトニクスは、イノベーション実現のキーテクノロジーとして世界で益々活発に研究・開発が推進されており、光技術の掘り下げと併せ、光と他分野との融合領域の探索とイノベーション実現が極めて重要になっています。

レーザー学会は1973年4月13日に「レーザー懇談会」として発足し、2013年に創立40周年を迎えましたが、会員との距離が近い「親しみやすい学会」として成長してきました。これからは、レーザー・フォトニクスに関する国内外の展開を踏まえつつ、会員のニーズを的確に反映した学会にしていきたいと考えております。皆様の声をお寄せいただければ幸いです。

平成26年6月
                     一般社団法人レーザー学会会長 加藤 義章